中華問題

 いや知ってる人も多いと思うけど、最近話題(?)になってるので少しまとめてみる(自分の確認のためにも)。
 FF11を含めてOnLineゲームには昔からRMT(RealMoneyTrading:現実貨幣交換)というのが有る。これは即ちゲーム内のお金とかアイテムを、現実のお金で購入するというものだ。
 つまり、ゲーム内の剣を1000円とか10$とかで購入という事。

 所詮ゲームなのに必死すぎ 

 と普通の人は思うわけだが、これはなかなか深い話となる。
 OnLineゲームとは、ゲームなんだけどOffLineゲームと違って、PC(ゲーム機)を通して現実にいる人間同士が遊んでる。いわば、活躍の場がゲーム内なだけで実際話してる相手・取引してる相手・「ライバルな相手」は現実にモニターの反対側に生きている。
 まぁ普通はゲームだし気楽に ( ´∀`) と考えるわけだが、希にというか結構な割合で

 現実ではうまくいかないが、ゲーム内では他人に羨ましがれる存在になる。

 と思う訳だ。現実では・・・頑張ってないのに幸運な人。生まれながらにして幸運な人。偶々幸運な人  とある意味理不尽な事ばかりな訳だが、ゲームと言うのは当然ながら、頑張れば頑張る分だけ

 他の人より強くなる

 わけで、現実の世界に絶望を感じてる人は、のめり込み易いと言われている。(誰とは言わない!)
 ただこれがRMTで変わりつつある。 

昔はゲームで頑張れば頑張った分だけ強かった。

 ゲーム内での自分の地位に対して不満を感じてる人が、現実の資本を使いゲーム内での地位を向上させる現象が今起きている。
 しかも最近FF11で問題になってるのは、

 中国人が仕事としてゲーム内のお金を稼ぐ

 と言うこと。
 例えばゲーム内で1時間10万ギルを稼ぐとしよう。
 それをRMTで千円で売買する。
 すると、実質時給千円の仕事となる。
 中国の貨幣価値を知ってる方なら分かると思うが、普通に中国人の一日分の給料以上を1時間で稼げる。
 これに目を付けた中国企業が、FF11内の特定の場所に集団で張り込む現象が起きている。
 そこには定期的に、珍しいレアな敵が出る。
 その敵を倒すと時々、とてもレアなアイテムが出る。
 そのアイテムは数十万ギルで取り引きされている。
 
 って事。つまり、中国人が現実だけでなく、ゲーム内でも最も最下層の労働をしているという、「ゲームなんだか現実なんだか分けワカラン」となってしまったのだ!

続はまた今度書こうか